集中治療室

概要

 5号館7階フロアの7B1、7B2病棟に位置するICUは、32床のベッドを有し、内科系・外科系重症患者の管理を行っています。各診療科医師と集中治療専門医を有する総合内科医師がお互いの協力のもと患者治療にあたり、認定看護師9名(集中ケア、手術看護、慢性心不全看護)、急性・重症患者看護専門看護師4名を含む約90名の看護師、3名の看護助手、3名の専任薬剤師および2名の臨床工学士とともに重症患者の早期回復に向けてのチーム医療を実践しています。
 ICUでは、敗血症・心筋梗塞・心不全・呼吸不全・意識障害などの急性期重症患者の管理や心臓血管外科・循環器内科・移植外科・呼吸器外科・消化器外科・小児外科・脳神経外科・耳鼻咽喉科・頭頸部外科・口腔外科・形成外科・整形外科などの術後管理を集中的に行っています。また、小児重症患者も積極的に受け入れており、1年間の入室患者は約3,000人、平均在院日数は4.6日となっています。
 定期的にミーティングを行いながら、早期回復に向けての経管栄養を含む栄養管理やリハビリテーションを積極的に進めています。また、月に1度行われる病棟運営会議においては、多職種が参加してICU病棟運営や患者管理に関する意見交換を行っており、医長を務める麻酔科医からも改善に向けての対策が提案されています。このように、多職種が1つのチームとなって重症患者の予後改善に向けて日々取り組んでいます。

ご挨拶

 集中治療室では、小児から成人、内科系患者から外科系患者、そして術後患者から院内急変患者まで、幅広い重症患者の管理を行っています。主治医の先生方と協力をしながら、総合内科の医師たちが集中治療室専従医として、重症患者の早期回復に向けて日々診療を行っています。看護体制も充実しており、専門的知識ならびに技術を持った看護師たちが患者ケアにあたっています。また、重症患者管理に不可欠である、臨床工学士、理学療法士、栄養士、薬剤師も一つのチームとして治療に参加し、患者家族のサポート役として医療メディエーターも活躍しています。重症患者管理の最後の砦としての重要な任務を遂行すべく、医療スタッフ全員が一丸となって取り組んでおります。

集中治療室長
鈴木 武志